ワークショップ参加者 YSさんのストーリー

👧YSさん フリーランス ひとり暮らし

「最初は、弟と父の関係が心配だったんです。」

そう語り始めたYSさん。彼女がワークショップに参加したきっかけは、実家にある“見えない空気”でした。 両親が暮らす家を、将来的には弟が継ぐという暗黙の了解。しかし、その裏には、言葉にされないすれ違いがあることを、彼女は感じ取っていました。

「このままでは、いつか衝突してしまうかもしれない。」

当事者ではないけれど、家族の間に立って何かを調整しようとする自分。でも、それは本当に自分の望む姿なのか。ワークショップでの対話を重ねる中で、YSさんの内面に少しずつ変化が訪れます。

「窓を開けて風を通す人。そんな風にありたいな。」

その言葉には、家族の中にもっと風通しの良い関係を築きたいという願いが込められていました。弟と父だけでなく、自分自身も含めて、本音で語り合える関係を望んでいることに気づいた瞬間でした。

オープンダイアローグのワークでは、お父様に対して抱いていた自分の本音に気づき、さらに、「昭和生まれの父」が抱える“言葉にできない想い”にも心を寄せていきます。

目の前に家族はいなくても、YSさんの中で、静かに新しい関係が始まっていたのです。

小さな行動が、大きな一歩に

年末年始、そしてゴールデンウィーク。家族と過ごす時間の中で、YSさんは少しずつ行動を起こしていきます。 会話を増やすこと、そして何よりも、自分の本当の気持ちを伝えること。

「実は、去年の6月に会社を辞めたことを、ずっと言えずにいたんです。」

心配をかけたくないという思いから、言えなかったこと。でも、ようやくそのことを両親に伝えたとき、肩の荷がすっと下りたといいます。自分の選択を、自分の言葉で伝えることができた。

その経験は、YSさんにとって大きな一歩でした。

半年間の対話がくれたもの

「気づいたことを行動に移すのは、やっぱり難しい。でも、話したい気持ちはずっと持ち続けていたんです。」

半年間、ワークショップを通じて自分自身と、そして大切な家族と向き合い続けたYSさん。
その語りには、静かだけれど確かな変化がありました。周囲の仲間たちも、その変化を「開いた」「軽やかになった」と感じ取っていました。

YSさんが見つけたキーワードは「尊重」。「これまで、私を尊重してもらってきてたから、父のことも尊重したいし、自分も尊重されたい。」

家族との関係も、自分自身との関係も、少しずつ形を変えていく。その過程こそが、YSさんにとって「風を通す窓を開けること」だったのかもしれません。

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